相続放棄があった場合相続税の基礎控除額はどうなる？

相続が行われる際に計算される相続税ですが、その相続税には基礎控除があります。そしてこの基礎控除は「3000万円＋600万円×法定相続人の人数」で計算されるのですが、法定相続人の人数を計算する際に「相続放棄」を行った方がいた場合にはどのように計算していくのでしょうか。

■相続放棄があっても「計算の法定相続人の人数」には変更はない
基礎控除や生命保険金の非課税枠などには法定相続人の人数を控除の計算式に入れることがありますが、これらは相続放棄が仮にあったとしても計算式の法定相続人の人数には全く持って影響はなく相続を行うものとして計算を行います。そのため、仮に法定相続人の人数が3人だったが、1人相続放棄をしたとしても3人が法定相続人の人数であるという形で計算を行います。

■基礎控除の額は必ず押さえておくべき数字
基礎控除の額は必ず相続の際には押さえておきましょう。この数字を理解しておくことによって相続税の申告を行う義務があるのかないのか、ということが明確になります。法定相続人の人数は何人なのかということをまずは明確にして、相続税の申告納税をスムーズに行えるようにしましょう。

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